島根県出雲市に、武蔵坊弁慶が修行をしたお寺、国史跡の鰐淵寺という所があり、一般公開されているんですけど、どんな所か気になりますよね。
中国地方のドライブや旅の記事を書いてる私ゆうがお伝えします。
この記事では、鰐淵寺の名前の由来、鰐淵寺がどんな所かわかります。
それではいってみましょう!
鰐淵寺 名前の由来
この鰐淵寺(がくえんじ)という名前ですが、智春上人が浮浪の滝のほとりで修行をしている時に誤って滝壺に落としてしまった仏器を、鰐(わにざめ)が上人にお返ししたことから”鰐淵寺”と称するようになったということです。
武蔵坊弁慶が修行した鰐淵寺の概要
国民的な人気の武蔵坊弁慶は、ここ鰐淵寺に多くの伝説を残しています。
弁慶は仁平元年(1151年)松江市に生まれ、18歳から3年間ここ鰐淵寺にて修行をしたということです。
その後京都の比叡山へと移り、源義経に出会ったと伝えられています。
壇ノ浦の合戦で平家を滅ぼした後再び出雲の地に戻り、鰐淵寺に身を寄せました。
この際に弁慶は大山寺(現在の鳥取県大山町の山中にある寺)の釣鐘を、この鰐淵寺まで約101kmある山道を一夜にして担いで持ち帰ったとされています。
その釣鐘は国の重要文化財に指定されています。
「ちょうちんにつりがね」ということわざは、弁慶が棒で釣鐘を担ぎ、夜道の明かりのため提灯をともした姿に由来すると伝えられています。
鰐淵寺の場所は島根半島の西側、北山山中にあり、幅の狭い道には木々がうっそうと繁り、昼間でも少し薄暗さを感じます。
山の斜面の反対側は少し深い谷になっており、底には小川が流れ川のせせらぎが聞こえてきます。
水流によって削られた岩は歴史の深さを物語るようです。
仁王門をくぐるとその先に本坊があり、そこから根本堂までは長い階段が続きます。
神聖な静寂の中に佇むと、神仏と古の人々の温かみに触れ、心の重みがときほぐされていく……
そんな思いにさせる寺です。
ロケーションと所要時間
上記図のように、無料駐車場があります。
無料駐車場にはきれいなトイレもあります。
駐車場から仁王門まで、記事作成の事を考えながらゆっくり歩いて約10分でした。
仁王門で入山料を支払い、鰐淵寺まで10分。
摩陀羅神社を見学し、下山。
また仁王門から浮浪の滝までこれまたゆっくり歩いて10分でした。
写真を撮ったり立て看板を読んだりしながらゆっくり回って、往復1時間25分でした。
駐車場から鰐淵寺、浮浪の滝まで
↑「弁慶修行の地」の裏側。
仁平元年(1151年)現在の松江に生まれた弁慶は、18歳より3年間鰐淵寺で修行したと伝えられている。
文治元年(1185年)壇ノ浦の合戦の後、伯耆の国大山寺より一夜にして釣鐘を鰐淵寺に持ち帰ったとされる提灯に釣鐘の伝説は有名です。
平成10年10月吉日
平田商工会議所青年部20周年事業
↑このような看板が随所に展示してあります。
こう書かれています
『武蔵坊弁慶
仁平元年(1151年)現在の松江市に生まれた弁慶は、18歳にて鰐淵寺に入り、3年間修業した後、比叡山に登り、京都五条大橋で牛若丸と出会う。
鰐淵寺には弁慶自画像、背負い櫃(ひつ)などが残っており、硯水(けんすい・すずりみず)、袂石(たもといし)、籠堂(こもりどう)などの遺跡がある。
大山寺の釣鐘と一夜にしてすり替えたという「提灯と釣鐘」の伝説で有名な銅鐘は、国の重要文化財である』
※袂石とは…歴史上の人物の袂から落ち、成長して大きくなったといういわれのある石。
↑駐車場から仁王堂まで、川沿いの舗装された道が続きます。
↑本坊、宝蔵殿、頼源広場の方には、通行止めがしてあり行けませんでした。(2022年5月現在)
↑長い階段の後にやっと鰐淵寺が姿を現します。
↑釣鐘(重要文化財)
総高 113,1cm
口径 63,2cm
寿永2年(1188)在銘の銅鐘
もと鳥取県倉吉市桜大日寺上陀の鐘
当山で修行した武蔵坊弁慶が1夜のうちに伯耆大山寺から持ち帰ったとの伝説は名高い。
これにちなんだ「弁慶まつり」は毎年 挙行される。
↑釣鐘!
1トン以上ありそうだなぁ…
↑摩陀羅神社
慈覚大師が請来したと伝えられる守護神
摩陀羅神をまつる神社。
江戸時代までは出雲大社の裏にあった北陀(現在の唐川町後野)にあった。
旅の安全(特に船旅)と風の神々として信仰をあつめている。
大祭は正月11日の早朝
ここはお寺と神社が混在する所なんですね。
↑クッパみたいな亀が灯篭を支えてます。
狛犬もいます。
なかなかこういう彫刻も凄いですね。
来待石でしょうか。
↑長い階段の手前には杖が置かれています。
↑仁王門から浮浪の滝に登ります。
滝の水量は少ないですが、祈りの場所として心安まります
道順
①キノコ型の休憩所の前を通る
②川を渡る(飛石があります)
③石段を登る
④白い建物あり(中間地点)
⑤建物の後ろに参道あり(山道)
⑥木造の建物を過ぎると滝です
謎解きみたいでワクワクします。
ドラクエでこんな場面なかったっけ??
↑①のキノコはこれか?
↑②の飛び石はこれですね。
↑③石段を登り…ました。
↑④あった。白い建物。
弁慶はここにこもって修行したのでしょうか。
↑⑤参道ありましたが…
↑この参道、狭い所で20センチ程しかありません。
踏み外したら、崖です。
↑⑥木造の建物は、これか?
↑浮浪の滝、到着。
滝の裏側には蔵王堂。
ドシャー!っていう滝じゃないので、祈りの場所としては最適ですね。
↑随所にこうやって杖が置かれています。
ささやかな親切、いいですね。
↑仁王堂を後にします。
コロナ対策で入口と出口が分けられています。
前はここで料金を徴収していたようですが、今はもう少し中に入った所に料金所があります。
基本情報
住所:
〒691-0022
島根県出雲市別所町148
tel:
0853-66-0250
拝観時間:
8:00~16:15(17:00退山)
入山料 | 1名様料金 | 団体割引 1名様あたり |
大人 | 500円 | 400円 |
中・高生 | 300円 | 250円 |
小学生 | 200円 | 150円 |
注意)通行止め情報
↑画像の、赤線の部分が土砂崩れにより通行止めとなっております。(2022年5月現在)
鰐淵寺から海岸に出た所から西側が通行止めです。
出雲大社方面からは、海沿いの道は通れません。
鰐淵寺には平田方面、松江方面から向かって下さい。
まとめ
神社とお寺が混在している所は私は初めての訪問で、こんな所もあるんだなーと思いました。
弁慶が大山寺から持ち帰ったとされる釣鐘そのものが展示してあるのにはびっくりしました。
実物を見るととても重そうです…。
行って帰って約1時間半の探検、軽い運動や散策にもいいですよ。
ぜひ行ってみて下さい。
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最後までご覧いただきありがとうございました。
よい一日を~(^^)/ ゆう
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