【呉・空母・見える】
ヘリコプター搭載護衛艦「かが」を、最新鋭戦闘機F-35が離発艦出来る、いわゆる軽空母に改装していると噂になっていますよね。
防護柵で覆われ、秘密裏に改造されているヘリコプター搭載護衛艦「かが」が、見える場所があると聞きつけ、行ってまいりました。
「有事の際には米軍と共用する基地」の近くに住んでいて幼い頃から軍事に興味のある私ゆうがお伝えします。
この記事では、改装中のヘリコプター搭載護衛艦「かが」が見える場所と、周辺のおすすめスポットがわかります。
それではいってみましょう!
改装中の「かが」が見える場所
2023.10.3追記
護衛艦・かがは、ドックから出渠(「しゅっきょ」と読むそうです。)し、造船中のONE(オーシャン・ネットワーク・エクスプレス)の南側へ移動していました。
それが一応、見える場所はここです。↓↓
ジャパン・マリン・ユナイテッドの対岸、ちょうど下の写真の大型クレーンのある所で、海岸に一か所だけ一般人が立ち入れる場所があります。↓↓
ちょっと「かが」までは遠いですが、一応、見えます。↓↓
呉港から出ている、艦船巡りという観光船に乗ると、「かが」が間近で見れます。↓↓
護衛艦・かがの説明や、その時停泊してる音響観測船や、潜水艦、補給船などの自衛艦や武器の説明などが聞けて、面白いですよ。
自衛艦から自衛隊員が手を振ってくれたりもします。
呉に立ち寄った際は乗船されることをおすすめします。
↑改装中のヘリコプター搭載護衛艦「かが」。海側からは防護ネットが張られていて、その姿はほとんど見ることが出来ません。
海の方からは、見えないように足場を組み、ネットが張られているドック中の「かが」ですが、丘側の一部からは、その姿を見ることが出来ます。
改装中の「かが」が見える場所をお伝えします。
広島県呉市の呉港にある、『「歴史の見える丘」から、対岸の歩道に向かう歩道橋の上』です。
改装中のヘリコプター搭載護衛艦「かが」
↑歩道橋の手すりと共に
↑広大なドックに巨大船、見渡せます。
↑「かが」のドック風景。
↑船の前方は防護柵で覆われているのが分かりますね。
歩道橋の上からはこのように「かが」の後姿を見ることが出来ます。
↑改修前の「かが」の姿。
船のへさき(先端)が、通常の船の甲板同様に、絞った形です。
この絞った形を四角形に改装しています。
ドック風景を見ると、四角形に変更されつつあるのが分かりますね。↓↓
飛行甲板を四角形にする理由
元々はヘリコプター用の飛行甲板だった「かが」。
今回、戦闘機F-35を搭載するにあたって、F-35離陸の際に、もう少し滑走距離が欲しいという事から改装に至りました。
詳しくはこちらの動画が分かりやすいので参考にして下さい↓
「かが」が入っているドック、「JMU」
JMU=
ジャパンマリンユナイテッド株式会社
Japan Marine United Corporation
です。
ここはその昔、戦艦大和を作った場所として有名です。
「かが」ってこんな船
『かが』は、海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦。
オスプレイも搭載出来るようです。
いずも型護衛艦の2番艦です。
旧海軍の航空母艦「加賀」に続き、日本の艦艇としては二代目、海上自衛隊としては初代。
甲板を含めた全長248mは旧海軍「加賀」と、ほぼ同じ。
一番艦の「いずも」と共に海上自衛隊史上最大の艦艇。
建造費用は1,155億円。進水は2015年。
楽天市場で買える「かが」のプラモデルはこちら!↓↓
オスプレイってこんな航空機
オスプレイは米軍の輸送機。
主翼の両端に角度が変わる回転翼をもち、ヘリコプターのように垂直離着陸やホバリング、超低空飛行のできる航空機。
ヘリコプターよりも高速で航続距離が長い。
↑ホバリング時のオスプレイ
↑飛行時のオスプレイ
↑艦載時のオスプレイ
おすすめの周辺スポット
アレイからすこじま
「アレイからすこじま」という、ちょっと変わった名前の地域があります。
アレイから、スコジマ?
アレイからすこ、ジマ? ……
読み方に悩みますが、正しくは「アレイ からす こじま」です。
名前の由来は、明治初期の呉浦にあった周囲30m~40mの烏小島(カラスこじま)という島の名称と、英語で言う小道という意味のアレイ(array)からきたものだそうです。
現在は埋め立てられ陸続きとなりましたが、当時の呼び名が残っているのです。
この、呉港のアレイからすこじまは、日本で唯一、公に潜水艦が間近で見られる場所なんだそうです。
詳しくはこちら↓
↑自衛隊の艦船が間近に見られます。
↑潜水艦桟橋。もう柵の向こうに潜水艦が見えていますね。
↑この日は、6隻の潜水艦が見られました。
↑もう、ここら辺になると、ベンチが砲台です(笑)
↑双胴船の、音響観測船が停まっていました。珍しい。
↑潜水艦に、魚雷を積み込むクレーンが残されています。クレーンといい、下の石垣といい、130年以上も当時のまま。(石垣については現役で岸壁の役割を果たしています。)凄い!
↑めっちゃキカイキカイしていますね。
アレイからすこじま駐車場
アレイからすこじまには、観光客用の無料駐車場があります。
駐車場から潜水艦桟橋まで、徒歩で5分くらいです。
〒737-0015 広島県呉市船見町4
地図は、こちら↓
↑無料ですが、舗装がされていないので、雨の日はぬかるみます。
写真右側の奥の方は、砕石が新しいので平らで比較的きれいです。
↑この、セブンイレブンの角から入ります。
大和ミュージアム
「かが」の見えるJMU(ジャパン・マリン・ユナイテッド)近くに、大和ミュージアムはあります。
別名、呉市海事歴史科学館です。
戦艦大和の10分の1の模型が展示されています。
10分の1と言っても全長は26メートルを超え、詳細に再現されています。
大和ミュージアムからは、今も残る大和の造船ドックや様々な船舶が往来する呉湾の風景も望めます。
↑忠実に再現された「戦艦大和」
↑後ろから。人と比べると分かるかと思いますが、デカい。
このまま海に浮かべて、人乗れますよね。
大和は戦艦として排水量、主砲口径としては世界一なんだそうです。
大和の長さは263m。模型の長さは26.3mなので、ちょうど1/10ですね。
↑入口には「戦艦陸奥」のスクリューや主砲等が展示されています。
↑戦艦内でのボイラー作業風景の模型や
↑色々な展示物で、学べます。
↑館内には、ゼロ戦や潜水艦も展示されています。
↑戦艦「長門」の軍艦旗
この軍艦旗は、戦艦長門に使用されていたものです。
終戦後、「長門」撤収の際にアメリカ軍の兵士が米国へ持ち帰り保管していましたが、2005年、テレビ番組内において出品されたこの軍艦旗を石坂浩二氏が購入、大和ミュージアムに寄贈されたそうです。
テレビ番組って……アレですね。
↑そして名誉館長になられました。
↑この方も名誉館長(今は元ですが)です。
そう、「宇宙戦艦ヤマト」の松本零士氏です。
↑「はやぶさ2」のミニ展示もやっていました。
開館時間、料金等
呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)
開館:9:00~18:00
休館日:火曜
※火曜日が祝日の場合は翌日休館
※4/29~5/5、7/21~8/31、12/29~1/3は無休。
常設展観覧料:()内は20名以上団体料金
一般 500円(400円)
高校生 300円(200円)
小中学生 200円(100円)
住所:〒737-0029
広島県呉市宝町5番20号
TEL : 0823-25-3017
FAX : 0823-23-7400
利用料金の減免や、館内案内、その他詳しくは大和ミュージアム公式HPをご参照下さい。
呉湾艦船めぐり
呉でしか見る事の出来ない角度で、その勇姿を海から仰ぐ軍港クルージング。
呉にお立ち寄りの際は、絶対にこの遊覧船に乗ることをオススメします。
乗船するやいなや、間髪を入れずに出航します。
遊覧船二階の、展望デッキが眺めが良いです。寒いですけど。
受付から案内してくれていたおっちゃんが、マイクを持ち、即興で喋ります。
途中でイージス艦の艦長が手を振ってくれたり、普段見られないものが見れたりして、約30分間アドリブで喋りまくります。
とても知識豊富で面白く、トークも見事です。
クルージング終了したら拍手をしてあげて下さい。
たまにスベりますが、その時も拍手をお願いします(笑)
↑造船中のコンテナ船。右側のピンク色の船は400mあるそうです。
船の先端の丸い突起は、「バルバス・バウ」と言って、戦艦大和にも採用された突起です。
このバルバス・バウと船本体で生じる波が、互いを打ち消し合い、燃費向上と速度向上の利点があるそうです。
ここはかつて戦艦大和を建造したドックで「大和のふるさと」と呼ばれています。
JMU=ジャパン・マリン・ユナイテッド です。
↑揚陸艦だったっけ?
後ろの蓋が開きます。
色々な車両や、ホバークラフトをを載せたりするそうです。
東日本大震災では、被災者の方々に、お風呂を提供したりしたそうです。
ミサイルや武装の説明をしてくれます。
それからこの船は、サイドにアンカー(いかり)がなく、船の先端にあります。
スッポリ収まっています。
そんな説明もしてくれます。
潜水艦。
こんな角度で見る事なんか、ないでしょう。
魚雷を!
黄色いのが魚雷です。
クレーンとトラックを使って、潜水艦から降ろしている所が見られました。
笛で「ピッピッピッ」って合図しているのも聞こえました。
笛3回で「おろせ」の合図です。
きょてぇ~
訓練中なので、この魚雷はダミーだそうです。ホッ
双胴船の、音響観測船。
何キロ先の、潜水艦も分かるそうです。
↑この日は、潜水艦をタグボートで接岸する所が見られました。
とても珍しいそうです。
↑ヘリが着陸したり、ハープーンミサイルを搭載したり、自衛艦から手を振ってきたり、もう案内のおっちゃん何を喋ろうかと大忙し。
あ、「着陸」ではなく「着艦」ですね。
左の船の、ラッパみたいなのは、音で魚雷をダマし、回避するシステムだそうです。
↑まぁ、そんなこんなであっという間の30分間です。
乗っていた船はこちら。
↑大和ミュージアム隣の、このドーム屋根の建物の1階で受付です。
1階の受付はこちら!↓↓
料金、場所等
運航スケジュール:月、水、木、金曜
10:00、11:00、13:00、14:00出航の4回
土、日、祝
10:00、11:00、12:00、13:00、14:00の5回
火曜日運休
乗船料:大人1500円 小人500円
学生団体 中高生1300円 小学生450円
席数100席。予約も出来ます。
住所:広島県呉市宝町4-44 呉中央桟橋ターミナル1階フロア
TEL:082-251-4354
乗船予約はバンカーサプライの呉湾艦船めぐりのページへどうぞ。
その他クルーズ情報はバンカーサプライのトップページへどうぞ。
てつのくじら館(海上自衛隊呉資料館)
大和ミュージアムの向かいに、てつのくじら館はあります。
本名は、海上自衛隊呉資料館です。
てつのくじら=潜水艦
この、実際に使われていた潜水艦の中に入って見学できる施設が、なんと入場無料なのです。
↑潜水艦を見上げるとは……なかなかない光景です。
↑金ピカの看板、海上自衛隊呉資料館。
建物の3階から、潜水艦に出入りする事となります。
↑展示されている潜水艦は「あきしお」という潜水艦だそうです。
大型起重機船で陸揚げされました。
大型起重機船とは、瀬戸大橋や明石海峡大橋の橋げたを設置したり、建設に携わったりする大型のクレーン船です。
↑海上自衛隊の歴史が学べます。
↑その昔、おびただしい数の機雷が仕掛けられたそうです。
※今は、掃海艇により排除されています。
↑実際に、機雷除去でダメージを負ったブイ等が展示されています。
↑機銃。この機銃で機雷を破壊したりしたそうです。
↑資料館の窓から。空中に浮かんでいる潜水艦を眼下に見下ろし、その向こうに人が歩いている。
まぁ通常ではありえませんわな。
↑潜水艦内、操縦席に侵入。
まぁ、前が見えるわけではないですね。
↑艦長室。狭くて離れれませんでしたが、この手前に椅子と机があります。
天空の城ラピュタの、ドーラが寝ていた場面と似ていませんか?
↑ここは音響担当の場所だったと思います。
↑潜水艦を出て、1階まで降りると、カフェがあります。
海軍カレーが食べられます。
場所、開館時間等
海上自衛隊呉資料館(てつのくじら館)
住所:〒737-0029 広島県呉市宝町5番32号
開館時間:10:00~18:00
休館日:火曜日(火曜日が祝日の場合は翌日休館)、年末年始(12/29~1/3)
入館料:無料
tel:0823-21-6111
車いすの貸し出し、休刊予定表、施設概要等は 海上自衛隊呉資料館(てつのくじら館)公式HP をご覧下さいませ。
おすすめ駐車場・ゆめタウン呉
大和ミュージアム、艦船めぐり、てつのくじら館近くでおすすめの駐車場は、ゆめタウン呉です。
ただし、駐車可能台数が少ないので、すぐ満車になりがちです。
停めれたらラッキーだと思っておいた方が良いです。
↑駐車場営業時間 8:45~21:30
最初の1時間は無料。以後200円/時間
ゆめタウン呉にて1000円以上のお買い物で4時間無料、3000円以上で7時間無料です。
艦船めぐりも、ダッシュで行けば最初の1時間で間に合うかも、ですね。
帰りに、1000円分日常の買い物をすれば、4時間まで無料になるのでありがたいですね(^^)
↑ゆめタウン呉に、「呉海自がんすバーガー」を売っていました。
ご当地バーガー、中国地方ナンバー1なんだそうです。
「がんす」とは魚のすり身にパン粉を付けた揚げ物です。
カレー味で美味しいです。パンもしっとり美味しかったです。
400円なり。
灰ヶ峰展望台
灰ヶ峰は標高737mの高台に、レーダー施設と共に展望台を備えた施設。
ここは日本三大夜景の函館山より2倍以上の高さがあり、その夜景は、まるで天上から眺めているようです。
宝石のような街の灯り、呉港に揺れる船、そして月あかり。
まさに呉のロマンチックスポットです。光の筋が「くれ」と読めると、そのカップルは結ばれるという噂も…。
JR呉駅を出ると正面にそびえる灰ヶ峰は、頂上にある丸く白い気象レーダーが目印です。ぜひ、その目で確かめてください。
↑灰ヶ峰の夜景。「くれ」と読めますか?
偶然とは言え凄いですね。
↑呉の町から見ると、山の頂上に白いこけしのような物がちょこんと立っています。
↑それが、このレーダー施設です。
↑レーダー施設の奥には展望台があります。
無料です。車も6台くらい停められます。
↑展望台からは安芸灘大橋が見えました。
西は広島中心市街地、東は安芸灘大橋をはじめとする「とびしま海道」が見えました。
とても眺めが良く、気持ちがいいです。
関連記事⇒安芸灘大橋有料道路の通行料金を片道無料にする方法!【とびしま海道・割引】
灰ヶ峰所在地はこちら↓↓
バターケーキ 合歓(ねむ)
呉のおみやげに、創業40年来の名店「合歓」のバターケーキはいかがですか?
バターケーキと言っても、甘すぎず、クドすぎずのケーキです。
丸い型で焼いた、カステラと言っても良いでしょう。
↑簡易包装のこちらで、1700円です。
平日のお昼12:00頃に行きましたが、化粧箱1800円の方はすでに売り切れ。
予約の取り置きもたくさんしてあり、夕方の早い時間には売り切れそうな感じでした。
ご購入されるようでしたらお早めに。
また、ここ合歓(ねむ)は弟子の店であり、広島市内に師匠のお店があり、そこからのれん分け?のように分かれたお店だと聞きます。
この件についても調査したいと思います。
「合歓」の意味合い
合歓 と書いて ねむ と読みます。
合歓 = ねむの木のねむ。それから、共に喜び楽しむこと、という意味合いがあります。
住所、営業時間等
↑店構え。国道185号線を挟んでちょうどセブンイレブンの向かいです。
↑店内の様子。
バターケーキ 合歓(ねむ)
〒737-0141広島県呉市広大新開1丁目1-14
営業時間:8:30~19:00
定休日:日曜日
駐車場:あり(5台以上)
TEL:0823-72-7313
師匠のお店 広島の長崎堂
↑師匠と言われている、広島にあるバターケーキの長崎堂。
鉄格子のような扉で、写真では閉まっていますが、開店時はスライドして開きます。
↑比べてみると、長崎堂の方が甘く味が濃い感じがします。
こちらのお店も昼頃には売り切れになったりするのでご購入の際はお早目に。
長崎堂 基本データ
【販売商品】 | バターケーキ | 【小】・・・・1,050円(税込) |
【中】・・・・1,300円(税込) | ||
【営業時間】 | 月曜~土曜 9:00~15:30 | (商品が売り切れ次第閉店となります。) |
【 定休日 】 | 日曜・祝日 | |
【お問合せ】 | 広島県広島市中区中町3-24 TEL 082-247-0769(代表) |
ベイサイドビーチ坂
呉市から広島市街方面へ向かい、ちょっと車を停めて休憩するならここ。
ベイサイドビーチ坂(さか)
駐車場は7月、8月は有料になりますが、その他の時期は無料です。
自販機あり、トイレあり
それっぽい写真が撮れたので載せておきます。↓↓
まとめ
空母の改修から大和ミュージアム、艦船巡りからてつのくじら館と、みどころいっぱいの呉。
ぜひお出掛けになられてはいかかでしょうか。
最後までお付き合いいただき誠にありがとうございました。
大和ミュージアムの壁面に、ウォーリーを探せのようなかわいい絵が飾ってあったので載せておきますね。↓↓
それではよい一日を~(^^)/ ゆう
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